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Call It What You Want !

音楽や生活のこと

Club To Club 2016に行ってきた話

毎年トリノで開催されるイタリアの最もアバンギャルドなフェスと呼ばれるClub To Clubのメインイベントに行ってきた。

10月にポーランドで開催されるUnsound Festivalに行きたかったのだけど通しのチケットが売り切れていたので諦めました。

メインイベントはLingotto Fiereと呼ばれるイベントスペースで行われる。

1日目

最初に聴いたのはAnna Von Hausswolf、ロックにドローンを混ぜたようなインストをバックに歌う。その後Swansの爆音を聴いて本当に白鳥なんだな、と納得した後

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RBMAが仕切る別会場でやっているToxeに移動。ポップな感じのベースミュージックだった。割と踊れるし結構かわいい。なんと弱冠18歳、Northern ElectronicsのAcronymといいスウェーデンは魔境だ・・・しかし個人的にアイドル的に売り出してるDJは嫌いです。日本のテクノ界隈でもちらほらといますが

Fatima YamahaAmnesia Scannerを聴いた後はメインステージでやっているレジェンド・Laurent Garnierで踊った。Contactでのオープン時のプレイは私の周りでは不評だったので期待していなかったのだけど、割とプロパーなテクノを流していて高評価だった。

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会場は真っ暗になり、今回最も期待されているであろう内の一人のAutechreのライブが始まるが、Laurent Garnierの後ということもありいまいち気分が乗らなかった。一方RBMAステージはキャパが決まっているらしく待機列ができていて入れなかったので残念。そんな気分を覆すようにAndy Stottが単調ながら多彩なグルーヴで会場を湧かせてくれた。6時になるにつれチルダウンし満足しきった表情で会場を出た。

2日目

2日目はJolly Mareのオーガニックなディスコサウンドで幕を開けた。その後、予定では4時からのはずであったLafawndahのライブが始まった。この手の音楽はあまり聴かないのでテクノチックなFKA Twigsとしか例えることができない。いかにもヒップスターが好みそうな音楽だった。メインステージではGhaliというイタリアのローカルラッパーが登壇、日本のKohhといいどこの国にもこういった層向けのラッパーがいることを再確認。RBMAステージに移動してJessy Lanzaを聴いたが個人的にはこれが好評だった。これもまたテクノチックなGrimesと例えよう。いかにもヒップスターが好みそうな音楽だ。メインステージは始終ゴムの焼けるような匂いが漂う一方でRBMAは素面が多いのか、この場所と時間でここまで盛り上がっているアクトをかつて見たことがなかったほどに盛り上がった。

DJ ShadowはEndtroducingの20周年ということもあり気合が入っていたらしいのだけど楽しみ方がわからない。Jon HopkinsのDJセットはClub To Clubで最も微妙なものだった。というのも音がスカスカな気がして、PAの問題だったのかもしれない。ラストはMotor City Drum Ensemble。

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名実ともに今回のベストアクトだった。私個人の気分の程度、音響、イタリア人のバイブス、時間帯などの複合的な条件により一言では言い表せないほど絶対的なアクトだった。子供の気持ちに戻り、イタリア人たちのホスタビリティによってMCDEのパーティアップなプレイはアホ向けの音楽でありながらも無限大の可能性を感じさせた。ステージから離れてあいつらアホだなと見ているのもよし、アホ達と踊ってアホになるのもよし。札幌からロシアの鉄道でイタリアまで来たのか?と聞いてくるアホなイタリア人さえもいた。この時間は人生の中でも忘れがたい時間となった。